「災害・防災 Q&A」カテゴリーアーカイブ

Q11.トリアージって何ですか?

A:たくさんのけが人が出て診療できないようなとき、医療が効果的に動けるように患者さんをふりわけるやり方です。

例えば医師が二人しかいな いところに100人の患者が一度に押し寄せ我先に診察を求めたら誰も助けられません。重傷の元気がない人は診察を求める競争に負けるでしょう。実際、多勢のけが人が出た現場に救急車が到着したら、軽傷の元気な人が我先に救急車に乗って搬送され、重傷者は置いていかれたそ うです。

こういうことがないように治療の順番を4つの色に分け ます。

黒は亡くなっている人またはその時点の医療体制では救えないと判断された人。

赤は、直ちに治療しないと命にかかわる人。

黄は緊急を要しないが入院して治療が必要な人。

緑は命に別状ない人です。

この方法をトリアージといいます。

→→→ トリアージとは(NPO法人 災害・医療・まちづくり)

(安田 清/NPO法人”災害・医療・町づくり”理事長 静岡県立総合病院副院長)

Q10.災害医療、私にもできることがありますか?

A:災害は種類や大きさによって色々な場面が考えられます。広範囲な大地 震などでは消防や医療ではやりきれない多数の生き埋めやけが人が出ます。実際、阪神では生き埋めの80%は市民が救出しています。

市民に できることはたくさんあります。しかし災害をよく知らない個人の判断 で動くと自分が助けられる側にまわることもあり得ます。

消防や医療者 の指示に従って動くのがいいでしょう。また被災地の病院や救護所は猫の手も借たい状態になります。責任者の指示で動けばやることはたく さんあります。

(安田 清/NPO法人”災害・医療・町づくり”理事長 静岡県立総合病院副院長)

Q9:街中でみかける「AED」。どんなときに使う?

A:心臓が不規則に動いて血液を送れなくなり、意識がなくなって倒れる人がいます。この人たちは直ちにAEDを使えば助かる可能性がありま す。

1分遅れるごとに10%助かる可能性が少なくなります。 病院に運んでいては間に合わないのです。

万博など人の集まるところで意識をなくした人をAEDで助けた報告は多数あります。

使い方は簡単ですが、一度講習を受けないと手を出せないでしょう。消防や医療が市民向けの講習をしています。是非講習を受けてください。

(安田 清/NPO法人”災害・医療・町づくり”理事長 静岡県立総合病院副院長)

** 全国の消防署等で定期的に救命講習を行っています **

Q8:アマチュア無線の非常用通信ってなんですか?

A:電波法令上の規定では、非常時における無線通信は、大きく二つの分類されています。

ひとつは電波法第52条の「非常通信」であり、もうひとつは電波法第74条の「非常の場合の通信」です。簡単にいえば、前者は免許人の意思による通信であり、後者は総務大臣からの命令により取り扱う通信です。
また前者は、免許人の意思により免許状の範囲を超えて運用することが可能ですが、後者は総務大臣の命令の範囲内で運用することとなります(ただし、命令如何によっては免許状の範囲を超えることも有り得えます)。

アマチュア無線の場合、一般的にこの両者の区別が曖昧であるのみならず、免許状の範囲内で行ういわゆる「災害時の通信」も「非常用通信」の範疇として考えられているようです。
以上のとおり、電波法令上の規定とは別次元として、アマチュア無線の非常用通信とは、「地震等の非常災害時において行われる通信」と位置付けられるでしょう。

( J-DINS社員 馬場秀樹JJ1NYH )

Q7:街中で大きな揺れにあったら、パニックに襲われないか不安です。

A:そうですね。

買い物やデート中に繁華街で突然大きな地震にあったら、気は動転してパニック状態になる可能性はあります。

街中で地震に遭遇したら、持っているハンドバックでも週刊誌でも良いですからまず頭を守ってください。その時は、手首は必ず内側にしてください。そして、しゃがむことです。しゃがんで大きな揺れが収まるのを待ちましょう。

人間、しゃがむと落ち着きます。

東京駅などで修学旅行の学生を、しゃがんで落ち着きを持たせて待たせているのは、この心理を活用しています。(防災・危機管理ジャーナリスト 渡辺 実)