ハムフェア2013とJ-DINS / ブログから

設立当初からのメンバー、JF1KVZ長尾龍さんがご自身のブログ『龍翁余話』でハムフェアをとりあげられましたので、ここに記します。

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龍翁余話(293)「ハムフェア2013とJ-DINS」 2013.8.25記

8月24日・25日の2日間、東京・有明の東京ビッグサイトで『アマチュア無線フェスティバル(ハムフェア)2013』が開催された。

毎年、この時期に行なわれる日本のアマチュア無線界最大のイベントである。翁が関係しているNPO法人日本災害情報サポートネットワーク(J-DINS)も毎年出展している。3.11東日本大震災以降、J-DINSコーナーへの見学者が増えている。(写真と情報はJ-DINSの鈴木源治理事より)

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アマチュア無線については『龍翁余話』がスタートして間もない2007年の今頃、翁が4級ライセンスを取得した時に紹介した。

その一部を抜粋すると【国や性別、年齢を超えて世界を電波で結ぶアマチュア無線は、電波という貴重な資源を利用するため国内的にも国際的にも法律でその使い方が決められている。しかも電波法では、仕事や金銭上の利益目的は禁止され、純粋な趣味の無線通信であることが明記されている。

もちろん、国家資格を必要とする。ただし、アマチュア無線は単なる趣味(遊び道具)だけではない。1995年の阪神淡路大震災の時、あらゆるライフ・ラインが寸断され、ほとんどの通信網が途絶えた中、アマチュア無線家(ハム)たちの連絡網が情報伝達や人命救助に大きく貢献した。災害、非常時に携帯電話や有線通信が使用不能に陥った場合、アマチュア無線は有効な通信手段である、と近年新たに脚光を浴びるようになった。

翁が理事を務めるNPO法人日本災害情報サポートネットワーク(J-DINS)も阪神淡路大震災、能登半島地震、新潟県中越沖地震の教訓から、地元FM局やアマチュア無線家とのネットワーク化を急いでいる】(註:J―DINS設立は2007年4月、翁も設立発起人の1人として理事を務めたが2009年に大病して理事を辞任、現在は1会員として同法人の活動を応援している。なお、ここで言う“アマチュア”とは“シロウト”ではなく“私的学究”を意味する。)

さて、NPO法人日本災害情報サポートネットワーク(J―DINS)の設立目的のその1は、【地震などの自然災害発生時に、全国に約50万局あるアマチュア無線家たちのネットワークを活用して被災現場情報を出来るだけ詳しく入手し、被災者が最も必要とする情報(今、自分たちは何をすべきかの動き方がわかる情報、多少なりとも被災者の緊張と動揺を和らげる情報)を正確に、キメ細かく整理し、地元メディア(コミュニティFM放送局やケーブルテレビ局)を通しての災害情報支援活動】まさに被災者のための災害情報支援活動である。

J-DINSもう1つの設立目的は【平常時における防災・減災に関する啓蒙活動】である。家庭(一戸建て家屋・中高層マンションなど)、教育施設(保育所・幼稚園・学校など)、職場(中高層オフィスビルなど)、医療機関(病院・養護施設など)、街の中(商店街・オフィス街・ショッピングセンターなど)、公共施設(劇場・ホールなど)、交通機関(地下鉄・バス・飛行機・船舶など)における(災害発生時の)避難行動マニュアル、その他、幼児・高齢者・障害者などの救出作戦に関する書籍の出版や講演会の開催及びコンサルティング。J-DINS理事長の渡辺 実氏はテレビ・ラジオ・新聞でおなじみの防災・減災のジャーナリスト。“災害場所に必ず渡辺在り”と言われるほどの行動派エキスパートである。

ところで、J-DINSは今年4月に赤十字飛行隊と“災害救護支援活動に関する協定”を締結した。赤十字飛行隊とは、日本赤十字社が飛行機を使用して行なう災害救護等、人道的な業務に無償で協力することを目的に1963年(昭和38年)に結成された日本赤十字社直轄の奉仕団。全国に35の支隊を配し、災害発生時はヘリコプターで迅速に現状調査を行ない、医薬品・衣料・食糧・医師・看護師などを被災地に送り被災者の救護活動にあたる。また、普段から各地で行なわれる防災訓練にも協力している。赤十字飛行隊はこれまでにも公共機関との協定はあったが、J-DINSとは災害時における直接的な被災者支援という点において目的が一致しているところから今回、飛行隊本体として初めてNPO法人と結ぶ協定となった。J-DINSにとっても大きな励みとなり更なる飛躍が期待されよう。

今秋11月10日(日)午後1時から東京都多摩地区で、J-DINS主催の(東京直下地震発生を想定した)“非常通信合同訓練”が行なわれる。この訓練には東京電機大学理工学部、田無タワー、むさしのFM、FBサウンド田無、スカイタワー西東京、スカイフレンド59、新座市、草加市などの各アマチュア無線クラブの参加が予定されているが、当然、赤十字飛行隊(群馬支隊)の協力も決定されている。翁も久しぶりに当日(翁のコールサインJF1KVZから)本部局のコールサイン(JQ1YRU/1 )へ“激励コール”を送ろうと、その日を楽しみにしている・・・っと、そこで結ぶか『龍翁余話』。

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