メンバーの声

Watanabephoto

理事長 渡辺 実 

 

今後30年以内の大地震発生確率が政府から公表され、宮城県沖地震が99%、東海地震が87%、首都直下地震が70%と恐ろしく高い確率になっています。「情報で命を救うこと」をキーワードに、災害に強いまちづくりを目指して約30年間防災の世界で生きてきましたが、被災者が必要とする的確な情報を提供するシステムは、残念ながら多くの課題をもっている現状にあります。
新潟県中越大震災では、コミュニティ放送局であるFMながおか、FMゆきぐに、そして災害時臨時FM局が必死になって被災者へ情報発信を行い、地域メディアが災害時に果たす役割と可能性が再認識されました。しかし、地上波も含めて災害放送の最大の課題は、大混乱のなかでの的確な情報収集とその整理・解析、そして被災者への伝達にあります。被災地メディアは自らも被災するため、情報収集も発信も不可能になる場合があり、外部からの情報支援活動は必至です。
本NPO法人は、もうまもなく襲ってくる大地震に備えて、また何が起こるかわからない昨今、平常時には防災意識向上のための情報を発信します。災害発生時には、被災地やその周辺に開局されているアマチュア無線局を活用して地域情報を収集し、ついでそれら情報のスクリーニングや整理・解析を行ったうえで、有用と判断した情報を地域メディアなどへ伝達します。メディアが被災者へ必要な情報を届ける、それらのサポート活動を行うのが「NPO法人日本災害情報サポートネットワーク」です。
本NPO法人には、リタイヤメントされた放送や情報のプロフェッショナルが多く参加くださっています。こうした災害情報のプロ集団メンバーがコアになって被災地で情報支援活動を行っていく、まったく新しい「行動するNPO法人」が2007年4月に開設されました。ぜひ、多くの方々の参加をお願いします。
もう、我々に残された時間は、そんなに長くはないのではないでしょうか。

 

(略歴)
渡辺 実
防災・危機管理ジャーナリスト/株式会社まちづくり計画研究所所長/技術士・防災士。
被災現場からのリポートはじめ、災害報道や防災対策への提言を続けている。テレビ・ラジオ、雑誌等マスメディアでの活動も多く、独自の視点での出版活動も精力的に行う。近年は自動二輪免許とアマチュア無線免許(コールサイン:JE1XFW)を取得し、来たる大災害への対応に取り組んでいる。
E-mail:watanabe(あっとまーく)machiken.co.jp
http://www.machiken.co.jp

 

Kagamiphoto_1

副理事長 加賀美靖彦 

 

情報が命を救う・・・・<暮らしを守る>をモットーに立ち上げ、NPO法人での活動を開始します。
1923年(大正12年)関東地帯を襲った地震は、死者行方不明14万余人と大きな被害を出しました。その被害の状況は、横浜港に停泊していた外国航路の貨物船から電信で広く世界に伝えられました。翌日のニューヨークタイムスには「東京・横浜で壊滅的な地震が発生」。アメリカ人の呼びかけで当時のお金に換算して700億円にも上る援助が寄せられたのです。当時、日本にはまだラジオ放送は開局しておりませんでしたが、その2年後にNHKがラジオを開局しております。
ラジオは茶の間に娯楽と情報を届ける。災害復興の新しい国づくりに、市民の声を社会に伝え生活を変えました。空を駆け巡る無線の電波は、瞬時にして情報を伝えます。
いまや災害は、地震だけではありません。津波、水害、竜巻、廃棄物から発生する毒物、火山活動、テロ、暴動に至るまで多岐にわたっています。私がNPO(BHNテレコム支援協議会)で経験してきた海外での支援活動、イランの地震、インド洋津波、アフガニスタンでの戦後復興、ラオスの復興支援などの経験が、日本国内の災害で被災した人々への情報支援に繋がるものと確信しております。

 

(略歴)
加賀美靖彦
JNNロスアンゼルス支局(TBS)のニュースプロデューサーを20年以上にわたり勤め、退社後はBHNテレコム支援協議会(NGO)で電気通信の分野における海外での支援活動に参加。現在はロスアンゼルス在住。
趣味はアマチュア無線(コールサイン:JA1HDD、W6TBS)、写真・ビデオ撮影など映像の記録。
(写真説明)2007年、ロングビーチ港に永久係留されている観光施設の豪華客船「クイーン・メリー号」無線通信室からアマチュア無線で交信。
E-mail:kagamicy(あっとまーく)sbcglobal.net